ころぐは、もともと開発者であるわたしが、自分の子どもと、おじいちゃん・おばあちゃんのために個人的に作ったのが始まりでした。
パスワードで守られた場所で、子育ての様子、子どもが成長していく様子を文章や写真で残していく。また、それを離れて暮らすおじいちゃん・おばあちゃんが読んでコメントをくれる。
そのうち、同じようなブログを子どもが生まれた友人のために作ってプレゼントするようになり、楽しそうな家族が増えていきました。
これを、もっと多くの人たちに使ってもらいたい、と考えて、会員登録をすれば誰でも使えるものにしてみよう、とサービスとして開発を始めました。
赤ちゃんを中心に、家族がもう一度繋がる場所を作りたい
赤ちゃんの誕生は、パパ・ママとその親が、また繋がり合うきっかけになりそうです。おじいちゃん・おばあちゃんは子育ての色んなことを知っていますし、赤ちゃんの顔を見ていたい気持ちですし。赤ちゃんを見守りつつ、子育ての後輩を見守っている感じでもあるのか、ブログをUPするパパやママも、安心です。
コメント欄を通じて交流もできてステキなので、ころぐには、家族内掲示板という機能をつけました。活用されると嬉しいです。
子どもに「愛されて育った記録」を残してあげる
デジカメで簡単に写真を撮るようになって、ソーシャルメディアでその場でシェアしたり、メールなどですぐに送信できたり。
その一方で、プリントした写真をぺたぺた貼って、ちょっとだけコメントを書き込んだようないわゆる「アルバム」を作ることはなくなって来ました。
子どもができたと知った時、小さな頃の写真をアルバムを通してみる事で、そこに載っている小さなコメントが嬉しいものでした。

コメント付きのアルバム。
それから、文章で残っている育児日記も、あとから見返すと親の苦労が忍ばれて(笑)、とてもよいものです。
twitterやfacebookなどのメディアに投稿している文章は、一瞬の共有のためのもので、あとには残りません。

母が書いた、育児日記。

妻の母が書いた育児日記。
そういう場所を、作る手伝いもしたいと思っています。
プライバシーを守りながら、シェアする
「子どもや子育てを家族や親しい人たちとシェアしたい」。「でも、子どものプライバシーを守りたい」。
この2つの親の願いは矛盾するけど、切実なものです。
たくさんの子育てブログがありますが、
- 親や子どもの顔に目線が入っている
- ブログの中で名前を呼ぶことができない
- 3歳ころになると、ブログを閉鎖してしまう
というケースをたくさん見ます。
ころぐでは、以下の機能を揃えることで、解決策を提供しています。
- 記事ごとにオープンにしたりクローズドにしたりできる
- ブログ全体はクローズドなんだけど、みんなに見てもらいたい記事は個別にオープンにできる
- 検索にかからないようにできる
実現したいことは、もっといろいろ
他にも、
- オンライン母子手帳みたいにしたい
- 子育ての情報が集まってくるようにしたい
- iPhoneやAndroidの専用アプリを作りたい
など、今後の課題はいろいろあります。
自分だったらどんな機能がほしいか、ころぐを使ってくれる方々から寄せられるアイディアに従って、少しずつ充実させていきたいと思います。
2 Comments
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Trackbacks/Pingbacks
- パスワード制の育児ブログサービス「ころぐ」をリリースしました。 - Shinichi Nishikawa's blog - [...] うと思った動機や、どんなことが実現できるといいなと思っているかについ…
こんにちは。
「子どもに「愛されて育った記録」を残してあげる」の部分は
今回の震災で身をもって経験しました。
津波被害にあったにも関わらず、
たまたま無事だった自分の子供の頃のアルバムを実母から受け取ったのですが、
こういうものが残っていることのありがたみは,自分が親になってから気づくものですね。
今度は自分の子供の記録を、子が親になったときのためにきちんと残していこうと思いました。
なおママさん、こんにちは。
ニュースで、全ての写真が無くなってしまい、一枚だけ出てきた家族写真を嬉しそうに持っている方を拝見しました。
私も、子どもが生まれた時に、母が「はぁ、これで一段落(笑)。次はあんたの番ね」と言った時、自分の子どもの記録もたくさん残しておこうと思いました。
クラウドに置いておく、手元においておく、どちらも大事ですよね。アップした写真をフォトブックにできたらいいな、と考えているので、どちらも物語を保ってサポートできたらいいな、と思っています。
大事なコメントを、ありがとうございました。